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明日は第4回本格ミステリ大賞の公開開票日ですね。ギリギリになってしまいましたが、私の推薦作のご報告を。
いろいろ迷った末、『くらのかみ』に決定。5作品どれも好きだったので、やむなく消去法で決めました。
以下、消去法の経緯を。(各作品の感想は、感想ページからどうぞ)
『スイス時計』、前にも書きましたが純粋な短編集はこの賞に合わないと思うので落ち。『葉桜』、内心は一番賞を取って欲しいと思いつつも、他4作に比べると本格度が低いと思われるので落ち。『赫い月照』、昨年でいうと『オイディプス症候群』、その前でいうと『ミステリ・オペラ』的な大作。よって、この賞に最もふさわしいとは思う。けれど、読後感の悪さがマイナス要因。さらには、本格というより社会派としての印象の方が強い。よって落ち。そして残ったのは『くらのかみ』と『七度狐』。これが迷う。正直なところ、どっちでもいいやって気がしますが、『七度狐』はちょっとだけ不満も残ったので落ち。よって、『くらのかみ』。
(おまけの予想企画)
自分の好みとは関係なく、過去3回の傾向から今回の順位を予想してみました。当たったら嬉しいな。
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- 1位 『葉桜の季節に君を想うということ』
- 2位 『赫い月照』
- 3位 『くらのかみ』
- 4位 『スイス時計の謎』
- 5位 『七度狐』