2007-01-01から1年間の記事一覧

柳広司 『百万のマルコ』 9point

百万のマルコ (創元推理文庫)作者: 柳広司出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/03/22メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (55件) を見るこれは面白い!9point付けちゃいます。 各話がとても短くて超短編集といった趣きながら、短いながら…

鯨統一郎 『マグレと都市伝説』 3point

間暮警部の事件簿 マグレと都市伝説 (小学館文庫)作者: 鯨統一郎出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/04/06メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (17件) を見る間暮警部の事件簿シリーズ第2弾。 うわぁ、これはダメ。駄作としか思わないけど、…

中西智明 『消失!』 5point

消失! (講談社文庫)作者: 中西智明,菊地信義,辰巳四郎,Yoshi出版社/メーカー: 講談社発売日: 1993/07/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (16件) を見るこれは・・・ あまりにネタがバレバレ過ぎて、読んでて恥ずかしくなっちゃ…

北山猛邦 『少年検閲官』 7point

少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)作者: 北山猛邦出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/01/30メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 105回この商品を含むブログ (128件) を見るなかなか面白い。 前半を読んでる限りでは、今までの北山…

司凍季 『からくり人形は五度笑う』 5point

からくり人形は五度笑う (講談社文庫)作者: 司凍季出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見るミステリを読み込んでる人にとっては、伏線とかがちょっとあからさま過ぎるかも。展開も妙に急ぎすぎてる気がして…

佐藤友哉 『1000の小説とバックベアード』 6point

1000の小説とバックベアード作者: 佐藤友哉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (165件) を見る祝、三島由紀夫賞受賞。 『子供たち怒る怒る怒る』がとても微妙だったから、今回も純文学と…

三津田信三 『首無の如き祟るもの』 8point

首無の如き祟るもの (ミステリー・リーグ)作者: 三津田信三出版社/メーカー: 原書房発売日: 2007/04メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 108回この商品を含むブログ (139件) を見る本格ミステリ界、今年話題の一冊。 評判どおりの面白さで、本格ミステリと…

芦原すなお 『わが身世にふる、じじわかし』 7point

わが身世にふる、じじわかし (創元推理文庫)作者: 芦原すなお出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/01/20メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含むブログ (43件) を見るミミズクとオリーブシリーズ3作目。 今回も楽しかった。各短編の中に突出した短…

一気に

読了本が貯まったので、駆け足でご紹介。最近の作品6作の中に、2作ほどやけに古いのが混じってます。3pointから9pointまで、評価はバラバラ。『百万のマルコ』はすごいですよ。

森博嗣 『イナイ×イナイ』 5point

イナイ×イナイ (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/10メディア: 新書 クリック: 36回この商品を含むブログ (181件) を見るXシリーズ第1作。 うーむ、相変わらず弱いんだなぁ、これが。別につまんなくはないんだけど、シリ…

やっぱり面白い

2回目観ました、『大日本人』。 いやはや、ますます好きになっちゃいましたよ。2回目でも全く飽きずに楽しめました。前回と違って、お客さんの雰囲気が固かったのが気になりましたが。最初30分くらいは全く笑いが起きなかったのでドキドキしてました(笑)。 …

大日本人は面白い

観ました、『大日本人』。 ちょうどこれを書こうとした直前に殊能将之の日記でボロクソに言われてるのを見てしまいましたが(笑)。いやいや、私はとても面白くて満足しましたよ。なるほど確かに、「これが映画?」という世の中の声が多いのはうなずけます。…

忙しい

何が忙しいって、『大日本人』関係での松ちゃんの動き・情報を集めたりすることで。雑誌は全部買ってたらきりがないから、1,2ページのインタビューだけ載ってる雑誌は立ち読みで済ませて、表紙になってる雑誌のみ買おう!と思っていたら、それだけでもう8冊…

次々と

本格ミステリ大賞に続き、推協賞に山本周五郎賞に三島由紀夫賞が次々と発表。 なななななんと!佐藤友哉が三島由紀夫賞を受賞??!! あービックリした。まさかメフィスト賞出身者から2人も受賞者が出るなんてね。舞城、佐藤と来たら、次は本命・西尾維新な…

本格ミステリ大賞決定

第7回は『シャドウ』に決定。うん、納得。今回は『邪魅の雫』は読めなかったけど、他4作は読んでました。なんとか発表に間に合わせるために、『時を巡る肖像』を読み終わったのは発表前日。ギリギリ間に合った。4作の中では私も『シャドウ』でした。 まず、…

大倉崇裕 『無法地帯』 8point

無法地帯―幻の?を捜せ! (双葉文庫)作者: 大倉崇裕出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2007/01メディア: 文庫 クリック: 15回この商品を含むブログ (19件) を見る面白いっ! ミステリではないけれど、こんなに楽しみながら読める小説は貴重だなぁ。小説的には、…

芦辺拓 『時の密室』 8point

時の密室 (講談社文庫)作者: 芦辺拓出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/03/01メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (18件) を見る芦辺拓という作家は、私にとって相性が合う時と合わない時の差が最も激しい作家なんですが、これは久々のヒッ…

近況

やばいやばい、また1ヶ月くらい空いてしまった。 その間の感想をまとめて書こうと思ったら、なんと2冊しか読んでませんでした。仕事が忙しかったのもあるけど、ここしばらくはダウンタウンに費やす時間が多かったからかな。ほんと、今まで以上に見まくってま…

深水黎一郎 『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!』 7point

ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ ! (講談社ノベルス)作者: 深水黎一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/04/06メディア: 新書 クリック: 10回この商品を含むブログ (91件) を見る第36回メフィスト賞受賞作。 こういう一発勝負ものは一気読みに限る、と…

講ノベが熱い

講談社ノベルスのサイトがオープン いやぁ、これは嬉しいですねぇ。欠かさずチェックしないと。 メフィスト賞受賞作もとっても面白そう。私の大好きな一発勝負ものっぽいし、島田荘司推薦だし、楽しみ! そして驚いたのは、来月に早くも古野まほろの次回作が…

第1回:たくさん読んでる作家ベスト10

2007年4月現在、作家別に読了数をカウントしてみました(小説が対象で、エッセイ等は除いてます)。 結果は以下の通り。(詳細は、右側の「読了本リストへ」のリンクからどうぞ)<たくさん読んでる作家ベスト10> 1位 森博嗣 (38冊) 2位 鯨統一郎 (35冊) 3…

Myベスト10企画開始

企画ってほどのことじゃないんですが、ミステリに関するいろんなMyベスト10をやってみようかなと思います。 以前にサイトを開いていた時は、年明けに前年の年間ベスト10企画をやってましたが、今回はちょっと違う角度からやってみようかなと。 時々、本棚を…

たまには2

ゲームの話でも。「風来のシレンDS」に昨年末からはまっていた私ですが、とうとう限界を感じ、やめることにしました。だって、何回(いや、何十回、いやいや、何百回)やってもフェイの最終問題がクリアできないし・・・!! やっぱ今の仕事的には平日はゲ…

たまには

「新本格の20年――編集者・宇山秀雄の仕事」 宇山さんの素顔を語るトークショー、行ってみようかなと思ってます。ま、抽選に当たればですが。 こういうミステリ関係のイベント、ずいぶん長い間行ってないことに気づきました。最後に行ったのは、3年くらい前の…

歌野晶午 『家守』 7point

家守 (光文社文庫)作者: 歌野晶午出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/01/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (17件) を見るとてもレベルの高い短編集。5作が5作とも面白かった。ミステリ的にもなかなかのもの。 個人的ベストは最後の『転居先不明』。意…

鳥飼否宇 『樹霊』 6point

樹霊 (ミステリ・フロンティア)作者: 鳥飼否宇出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/08/30メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 8回この商品を含むブログ (36件) を見る帯の言葉「トリック乱れ打ち」に、すごく期待してました。しかも、本格ミス…

本ミス大賞

感想を二つアップ。 『樹霊』は、第7回本格ミステリ大賞の候補作のため。あと『時を巡る肖像』も未読で、これはすぐにでも読むつもりなんですが、今回は『邪魅の雫』が入ってるんだよなぁ。京極堂シリーズは『鉄鼠』で止まってるため、5月までに『邪魅』まで…

思いつくままに

日記を復活してからしばらく経つけど、なんとか週1くらいで更新できてることにちょっと自己満足。できればずっと続けたいものだけど・・・果たしてどうなることやら。ネタも、読了感想以外はほとんどないですしね。こんなこと書いて欲しい!みたいなことあ…

働くおっさん劇場について考える

TV

今回で最終回。 うーむ、すごい番組だった。『ワールドダウンタウン』も今では伝説の番組と言われてるけど、この番組が残したインパクトはもっと凄まじいものだろうな。 番組全体を、大きく3つの期間に分けて振り返ってみます。 第1期は、前作『働くおっさ…

舞城王太郎 『SPEEDBOY!』 6point

SPEEDBOY! (講談社BOX)作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (100件) を見る講談社BOX、初読み。 舞城イラスト好きの私としては、最初の横長イラストに…