大日本人は面白い

観ました、『大日本人』。
ちょうどこれを書こうとした直前に殊能将之の日記でボロクソに言われてるのを見てしまいましたが(笑)。

いやいや、私はとても面白くて満足しましたよ。なるほど確かに、「これが映画?」という世の中の声が多いのはうなずけます。「2時間くらい必要な作品だったから映画ということにしました」という感じに思えましたしね。「松本人志の映画を観た」というよりは、「松本人志の作品を映画館で観た」ということが、私の率直な感想です。そしてそれは、私の希望とはマッチしており、なおかつそれが面白かったので、十分満足なんですよ。

内容については詳しく言わない方がいいと思いますが、VISUALBUMや頭頭に通ずるものがあり、ダウンタウンをずっと見てきた人(特に、松本人志のTV外での活動を追いかけてきた人)だったらすんなりその世界観に入れるんじゃないでしょうか。楽しめること間違いなし。

一番疑問に思ったのは、カンヌで評判が良かったということ。だって、ほとんどのネタは日本人じゃないと絶対に分からないものだったし、なんでフランス人は笑ったんだろうか。ビジュアル面だけで笑ったんだとしたら、何ともったいないことか。

やっぱ世間全般的には評判悪いんだろうなぁ。

そんな不評にめげずに、私はもう1回映画館で観ることにします。