メフィスト賞作家の位置づけ

ずいぶん前にやったんですが、あれから数年、読書傾向も変わってきているのでまたやってみることにします。


メフィスト賞出身作家も38人になり、それぞれの作家に対する自分の中での位置づけを再整理してみようという勝手な企画。全部で6つのカテゴリに分類してみました。自分の中でだいぶ絞られてきた感じですかね。


※カッコ内の数字は読了数。コンプリートは☆マーク。

<新作は必ず読む>

お気に入り度が一番高いこのカテゴリ。いわゆる"作家買い"しちゃう作家。
まずは何と言っても殊能将之。とにもかくにも好きな作家。早く新作書いて! 氷川透は最近音沙汰なしなのが気になるところ。作品も地味だけどなんか好きなんです。石崎幸二は5年ぶりの新刊が出た勢いに乗って、ミリユリシリーズ新作に期待。舞城王太郎はファン度高し。奈津川シリーズ早く出して! 北山猛邦はここ数作のレベルが高くてお気に入り。本格界では貴重な作家。


<特定のシリーズ、または新作の何割かは読む>

全部は読むつもりないけど、要チェック作家のカテゴリ。
森博嗣は、やはり圧倒的な読了数。講ノベのシリーズは今後も読み続けるけど、他はたぶん読まないな。乾くるみはとても気になる作家。カテゴリがランクアップする可能性大いにあり。古野まほろは天帝シリーズ後、何を出してくるのか・・・?それ次第。


<評判が良い新作だったら読むかも>

ここのカテゴリの作家さんは、自分の中で微妙な位置づけ。"作家買い"はせず、作品の評判次第。
霧舎・黒田・関田あたりは、本格の傑作をいずれ書いてくれそうな期待感はあり。ユヤタン西尾維新は別世界へ旅立ってしまった感はあるけど、戻ってきてくれる願いを込めて。日明恩は文庫化されたものを読んでいくかも。ちなみに浦賀和宏の安藤直樹シリーズは長年積読中。いい加減読まないと。


<たぶんもう読まない>

最も危険なカテゴリ。
古処誠二は講ノベ時代は大好きだったけど、もう戦争小説一直線なので読まないでしょう。高田崇史は人気あるけど、読んだ5冊がどれも肌に合わなかったんです。清涼院&蘇部&矢野龍王は、もはやあり得ませんよ・・・


<受賞作しか読んでおらず、現時点では何とも言えない>

当然ながら比較的最近の受賞作家中心。
深水・汀・輪渡は、次回作もたぶん読む(深水黎一郎はすでに2作目買ってます)。他は・・・うーん、どうだろうか。小路幸也辻村深月は人気あるけど、本格ミステリ路線からは離れているので読まないだろうな。


<未読>

未読も意外とあるんです。
秋月・石黒・真梨・森山の4人は、文庫化されたらたぶん読む。浅暮三文の『ダブ(エ)ストン街道』は、いつか読みたいと思いつつ数年経過…



以上、長くなりましたが私の中でのメフィスト賞作家の位置づけでした。メフィスト賞作家関連で読んだのは143冊。結構読んだなぁ(しみじみ)。
また数年後、やってみます。