ギリシャ神話の謎
- 作者: 法月綸太郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/01/22
- メディア: 新書
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ギリシャ神話を題材にしたミステリって、ほんと多いですよね。エピソードを絡めて来たり、タイトルや名前をギリシャ神話から取っていたり。綾辻行人や麻耶雄嵩や笠井潔、他にぱっとは思いつかないけど多数いるはず(特に、新本格初期の作家に多いと思う)。私自身、今まで数十冊は読んできた気がします。
が、実は私、ギリシャ神話が苦手でして・・・
どんなにミステリ好きな人も、苦手なミステリっていうのがあると思うんです。私の場合、実は初めて言いますが、ギリシャ神話をモチーフとしたミステリがとっても苦手。エピソードが語られるシーンになると、「うわぁ・・・うざいな・・・」と思い、かなり雑な飛ばし読みをしてしまいます(エピソードが数ページに渡る時は、思い切って読まないこともあり)。たぶん、ミステリ的にもかなりもったいない読み方をしてしまってるんでしょう。でも、苦手なものは仕方ない。
自分でもなぜ苦手なのかよく分からないけど、そもそも、ギリシャ神話って全く知らないんです。ゼウスとかポセイドンとかいう名前を聞いたことがあるレベル。知らないから興味はないし、読んでいても面白いとは感じられない。
日本の神話とか昔話をモチーフに使うんだったら、日本人としてまだ分かるんですけどね。ギリシャ神話って、世間一般的にもさほど知られてはいないと思うんですよ(たぶん)。それなのに、なんで日本のミステリ作家はこぞってモチーフに使いたがるんだろうか。星座にも関係してるみたいなので、宇宙的というか神秘的というか、ミステリ的に魅力ある要素が溢れてるんだろうか。うーん、分からない。他にもありそうだけどなぁ。
じゃあ読むなよ!と思われた方、きっといることでしょう。でも、以下の公式により、読まざるを得ないわけで。
というわけで、後編も読みます(笑)