ちょこっとレビュー

最近読んだ作品の一言感想。

乱鴉の島

乱鴉の島

6ポイント。タイトル、分厚さ、そして表紙の雰囲気から、重厚な本格ミステリを期待してたんだけど、予想に反してライトなミステリでした。特筆すべきトリックはなく、ラスト(特に動機)は微妙で、やや残念。まあストーリーのテンポは相変わらずいいので、シリーズを読んできた人には楽しめると思います。


銃とチョコレート (ミステリーランド)

銃とチョコレート (ミステリーランド)

8ポイント。買うつもりはなかったけど、ネットでの評判がいいので買ってみました。うん、面白かった。法月綸太郎ミステリーランド作品と似た感じではありますが、キャラクター設定は乙一ならではのもの。映画的センスを感じます。


雪のマズルカ (創元推理文庫)

雪のマズルカ (創元推理文庫)

7ポイント。女探偵もののハードボイルド。うん、これはいい。今までの芦原作品とは全く毛色が違うけど、これはこれで面白かったな(別作品のあの人の登場には思わずニンマリ)。続編が読みたい。


愚行録

愚行録

6ポイント。そんなに後味悪いかな?もっとすっごいものを期待してたんですが・・・。確かにストーリー上、いくつか嫌なエピソードが出てくるわけですが、「愚行」という程じゃないような。
個人的には、あのK大学のネタに疑問。私も同じ大学に通ってたはずなんですが、全然別世界の話に感じましたよ。あんな人達、見たことないし。ちなみに私は外部生。