本格ミステリ・フラッシュバック
- 作者: 千街晶之,大川正人,戸田和光,葉山響,市川尚吾
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
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こういうの、待ってたんです。
いわゆる「綾辻以後」であれば、かの傑作ガイドブック『本格ミステリ・クロニクル300』があるので(2001年までだけど)、それ以前のものがあるといいなとずっと思ってたので。
この充実ぶりはすごい。
ここまで幅広い作品が取り上げられていると、さすがに知らない名前の作家ばかり。クロニクルとは違ってこれを全制覇しようとは思わないけれど、作家説明も詳しかったりするし、今後いろいろと役立ちそう。
ちなみに。
2001年の発売時に決めた目標であるクロニクル300全制覇への意気込みは、まだ衰えてません。寄り道しまくりなので、なかなか進んでいないけれど、現時点では216冊/300冊。あと84冊、3年くらいで読み終えたいところだけど、果たして・・・?
[Topic]本格ミステリー・ワールド2009
- 作者: 島田荘司
- 出版社/メーカー: 南雲堂
- 発売日: 2008/12/19
- メディア: ムック
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「作家の計画・作家の想い」コーナーの充実ぶりに満足してます。巻頭の島田荘司の文章もいいね。綾辻行人との対談もなかなか。
ただ毎年微妙に感じるのが「黄金の本格ミステリー」。『ランボー・クラブ』とか『少女ノイズ』とか『1/2の騎士』とか、他のミステリベスト10では目立ってなかった作品をクローズアップするのはいいことだとは思うんだけど、いかんせん、たったの3人だけで決めるっていう仕組みがずるい。二階堂黎人の、自分の作品を例に出したり、「僕ならこう書く」発言とかは相変わらずイラっとするし。『ラットマン』とか『聖女の救済』が対象にも選ばれていないのもどうなんだか。
[TV]M-1
連続更新。ま、今日はM-1だったのでね。
なんか今年は自分的にはまらなかった。いつもは終わった後、すぐに見返してたんだけど、今年はあんまりその気になれず。
ファーストラウンドでの私的順位は以下の通り。
ナイツ → 笑い飯 → NON STYLE → オードリー → U字工事 → ダイアン → キングコング → モンスターエンジン → ザ・パンチ
最終決戦では以下の通り。
オードリー → NON STYLE → ナイツ
見事なまでに最終決戦では順位が逆転。最終決戦のナイツは全然ダメでとっても残念。オードリーは来た!と思ったんだけどな。そうか、NON STYLEか。
やっぱM-1って、後半のネタ順の方が圧倒的有利だなぁと思った次第。
いろいろ文句言いつつも、来年も楽しみにしてます(笑)
[Topic]贅沢その1
ちょっと日が空いてしまいましたが。
決して、気軽に始めた『風来のシレンDS2』にはまっていたからではない・・・。そのせいで、2週間全く本を読んでいないというわけでもない・・・
さて。
5月くらいから鬼のように忙しかった仕事もようやく一段落したので、貯まったお金で3つの贅沢をしようかなと思いまして。その第1弾として、高級羽毛布団を買ってしまったのであります。いやぁ、高級羽毛布団の威力は絶大だね。あんなに軽いのに何て暖かいんだ。今まで朝とか寒さで目が覚める時もあったのに、逆に汗ばんでる時もあるし。もっと早くに買っておくべきだったな。
3つの贅沢の内、あと2つはたぶん年明けの予定。内1つは、あまりに贅沢過ぎる気がしていてちょっと悩み中・・・
[Topic]年末ベスト
本ミスとこのミスが出揃ったということで。
今年はかつてないほど新作を読めてないから、未読作品ばっかり。
読んだのは・・・
という無様な結果でした。
取り急ぎ、『山魔の如き嗤うもの』、『ラットマン』、『完全恋愛』の3作は買いに走ります。
本ミスについて見てみると・・・
今年は山口雅也や法月綸太郎や有栖川有栖とかの新本格第一世代の活躍が目立ってたと思ってたけど、ランキング的には意外と目立ってない印象ですね。キッドピストルズとか法月綸太郎短編集なんかは、絶対TOP10に入ると思ってたのに。
深水黎一郎の躍進は嬉しいところ。メフィスト賞作家で本格の世界で評価される人は久しぶりじゃないかな。
石持浅海『君の望む死に方』は予想外の低さ。私としては『扉は閉ざされたまま』と同水準にあると思ってたので、TOP3に入ると予想してたんですが。うーん、なぜだろうか。
最後に。
私が読んだ数少ない対象作品の中でのベスト5は以下の通り。
1位は『ジョーカー・ゲーム』。本格度は低めだけど、とにかく面白すぎた。続編希望。去年の傑作『百万のマルコ』に続いて、柳広司はまた今年もやってくれましたよ。
2位は頭脳バトル好きな私にとっては外せない一冊。私はこういう作品に一番本格を感じます。
3位は10月末発売というのが惜しまれるという声があちこちで挙がっているように、確かに惜しまれる。近年の連城三紀彦ミステリはどれもすごい。
4位はあまりにミーハーになり過ぎたシリーズなので買おうかどうかかなり迷ったけど、買ってよかった。成功度の低そうなトリックだったのがちょっと微妙だったけどね。
5位は、4位までとはちょっと点数が離れてます。とっても端正なミステリで好感触。
来年はもうちょっと新刊を読もうと心に決めました。が、50冊オーバーの積読本の圧力がすごいんですけどね・・・
[Comic]ストーンオーシャン
3ヶ月かけてコツコツとジョジョ6部を読み直してましたが、ようやく読破。何度目の読み直しか分からないけど、6部の崇高さは何度読んでも素晴らしい。今回初めてF・Fをかっこいいと思った次第。いつも思うことは、ボヘミアン・ラプソディーの能力は反則だと思うこと。
ところで、6部の中に出てくるスタンドでどうしても名前が覚えられないのが2体いるんですよ。それが、マックイイーンの「ハイウェイ・トゥ・ヘル」とミューミューの「ジェイル・ハウス・ロック」。この2体の名前を思い浮かべると、いつも噴上裕也の「ハイウェイ・スター」とエンポリオ少年の「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」が浮かんできてしまうんです(微妙に似てるでしょ?)。
マスター・オブ・ジョジョへの道はまだまだ遠い。
ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン 17 (80)
- 作者: 荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/07/04
- メディア: コミック
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